MAKER:ixo model
MODEL No.:LMM030
SIRIAL No.:
DRIVER:A. WALLACE、B. LEITZINGER、E. VAN DE POELE
ベントレーと言えば、一般には高級車メーカーだと認知されていると思いますが、'20年代にはル・マンに参戦し、5勝を挙げる程の伝統のあるメーカーです。そのベントレーが、なんと71年振りにサルテ・サーキットに帰ってきました。
ロールスロイスの傘下に入っていたベントレーは、'90年代後半に入ると改めてVWグループの一員となり、ロールスロイス傘下時に失った力強いイメージを取り戻す為、再びスポーカーレースの舞台に上がろうとプロジェクトを立ち上げました。
一方トムスGBは、'98年、VWグループのアウデの傘下に入り、RTN(Racing Technology Norfolk)と名称を変更し'99年のル・マン用マシンであるアウディR8Cを開発しました。しかし、アウディR8Cは思った様な成績をあげることができなかった為、それに納得できなかったRTNは、ル・マン終了後も独自にGTPマシンの開発を行っていました。
同じVWグループ内で起こったこの2つの思惑の結果、ベントレーはRTNが改めて開発していた車をベースにスポーツカーレースのプロジェクトを推進する事にしました。そこで産まれたマシンが、ベントレー EXP SPEED 8です。
'90年代後半に入ると、GTマシンは、メルセデスCLRの様な市販車の面影を残したマシンと、トヨタTS020の様な市販車とは全く異なるデザインのマシンに二分化されていましたが、空を飛んでしまったCLRの原因を「市販車の面影を残すというデザイン上の制約から、空力性能の劣るマシンを開発してしまい、その結果、レースでは無理なセッティングを施さざるを得なかった為」と解釈したRTNは、ベントレーのマシンを市販車とは懸け離れたデザインとし、ベントレーらしさを残す目的として特徴的な深いグリーンメタリックのカラーリングを施しました。同じVWグループ内のアウディR8用3.600cc、V8ターボエンジンを搭載するこのマシンが、デザイン的にTS020に類似しているのは、RTN(旧トムスGB)絡みのこの様な開発の経緯があった為です。
こうして'01年のル・マンにデビューしたこのマシンは、稀に見る悪天候の中、8号車が総合3位、クラス優勝という素晴らしい成績を残し、ベントレーの復活に花を添えました。
左のモデルはixo製。このマシンの特徴は何と言ってもそのカラーリングにあると思いますが、残念ながら若干メタル粒子が粗い気がします。でも、全体のデザインは結構かっこいいので、まぁ、良しとしましょう。