MAKER:EBBRO
MODEL No.:212
SIRIAL No.:one of 3,000
DRIVER:J. NIELSEN、H. KATOH、C. ELGAARD
かつて'79年から'86年まで「童夢-零RL」等のRLシリーズでル・マンに挑戦を続けていた童夢。その童夢が、新たに開発した「童夢S101」を引っ提げて、'01年のル・マンに帰ってきました。元々はチーム・ゴウが持っていたBMW V12 LMをベース車輌として、プロトタイプマシンの製作を開始していた童夢でしたが、「プライベート・チームがファクトリー・チ−ムを破る」という最大の目的を持って、新たに開発したマシンがS101でした。
様々な理由から、いわゆる「市販品」の非力なエンジンであるジャド製のGV4型V10エンジンが搭載されたS101 でしたが、特筆すべきはJGTCのNSXの製作で培われた巧みなボディワークによる優れた空力特性で、「L/D値=3.9(ダウンフォースとドラッグの比率。数値が高い程、低ドラッグ、高ダウンフォース)」という驚異的な数値を示し、アウディやベントレーのワークスチームを脅かしました。
'01年、FIA SCCに郷和道とジョン・ニールセンのジョイントが率いるデン・ブラ・エビス(シャシーNo.01)と、ヤン・ラマース率いるレ−シング・フォー・ホーランド(シャシーNo.02)の2台によりデビューしたS101は、この年のル・マンに参戦しましたが、デン・ブラ・エビスのゼッケン10は、午後9時頃になるとインジェクターが噴射しっぱなしになるというECUトラブルにより、リタイアを余儀無くされました。
その後、このシャシーNo.01のS101は、No.04と共に近藤真彦に売却された後、さらに'02年にはチェンバレン・モータースポーツの手に渡り、近藤真彦のドライブでル・マンにも参戦することになるのですが、それはまた別のお話。
左のモデルは'01年のル・マンに出場した童夢S101の10号車で、エブロ製。このモデルの特筆すべき点は、リアカウルが取り外し可能だと言う事に尽きます。後に無限のMF408Sエンジンが搭載される事になるS101ですが、そうすると童夢×無限の純国産レーシングカーが登場するわけで、その時に無限エンジンを見せる(魅せる)為の布石として、カウルの脱着を可能にしたんだと思います。残念ながら童夢×無限のジョイントが生まれたKONDO RacingのS101、'03仕様のモデル化においては、元々ADVANのイベント販売用だったということもあり、そこまでのギミックはされませんでした。再版しないかねぇ、アレ・・・。