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'04 AUDI R8 TEAM GOH #5

MAKER:Minichamps
MODEL No.:400 041305
SIRIAL No.:
DRIVER:S. ARA、R. CAPELLO、T. KRISTENSEN

 「ル・マン24時間耐久レース」。年に1度の伝統あるこの祭典で、2004年日本のチームが表彰台の頂点に立ちました。そのチームの名は「チーム・ゴウ」。郷 和道氏が運営するこのチームは、日本のプライベータとして初めてチャンピオン・トロフィを手にしたのでした。
 国内のJGTCをマクラーレンF1 GTRで席巻し、結果爪弾きにあった郷 和道氏は、その後ル・マン制覇への道を模索し始めます。BMW V12 LMR、パノスLMP1スパイダー、童夢S101とマシンを変えた後、'02年、アウディ・ジャパンのバックアップを受けて、最強のLMP900マシン、アウディR8を手に入れます。当初はR8とは言ってもワ−クスの使用するモデルとは異なり型落ちだった為、満足いく結果を残せません(総合7位)でした。翌年、アップデート・キットを利用して戦闘力をアップしたR8で再びル・マンに挑戦します。ところが'03年のル・マンにはアウディのワークス・チームがいなかったものの、実はアウディ・ワークスのスタッフはベントレーを走らせて優勝。チーム・ゴウは4位に終わりました。
 '04年からは新レギュレーションが施行される為、それに合致した新車を用意できないプライベータは不利になる事から、郷 和道氏は'04年のル・マンにはエントリーしない旨を公言していましたが、それまで6年連続のル・マン優勝を誇っていたトム・クリステンセンから「一緒に闘おう!」という誘いがあり、その後'04年のル・マンにはワークスチームが参戦しない事も判明した為、前言撤回。プライベータが優勝する事のできる貴重なチャンスをものにする為、チーム・ゴウは再びサルテ・サーキットに戻ってきたのでした。しかも、運営資金の関係から、CRTのポルシェもメンテナンスするというオマケ付き。
 そして2004年6月12日、アウディR8を使用する他のチームに作戦を読まれるのを極力避ける為、彼らから最も離れた1番ピットに陣取ったチーム・ゴウのR8は、4番手からスタート。順調に周回を重ねるかと思いきや、ブレーキトラブルの為、8周目にコースオフして一気に総合20位まで順位を落とします。しかしその後、上位を走行していたチャンピオン・レーシング(♯2)とヴェロックス(♯8)の2台のR8が絡んでクラッシュした為、クラス2位に浮上。午前7時、1位を走行していたヴェロックス(♯88)がサスペンションを痛めて修復作業に入っている間に、チーム・ゴウはトップに躍り出ます。その後、2度のスローパンクチャーや火災に見舞われ、徐々にマージンを失うものの、荒 聖治がグリップを失いアンダーステアの強くなったマシンを労りながら、ヴェロックスとの30秒の差を守りきる事に成功。6月13日の16時過ぎ、チェッカー・フラッグを受けた荒 聖治は、その両手をサルテ・サーキットの空高く突き上げたのでした。
 左のモデルは、記念すべき日本人プライベータの優勝マシンで、ミニチャンプス製。ギフトボックス仕様がでたら買っちゃおうと思ってたのですが、通常版で発売されました。先にイクソからも発売されましたが、やっぱりミニチャンプスの方が作りが細かいみたいです。'04仕様はシューズボックスのように細かい造形もありますから、できればミニチャンプス製を手に入れたい所です。
 それにしても、24時間走ってるにも拘らず、2位とのタイム差が30秒。例年なら終了30分前頃からパレードランが始まるのですが、この年はあまりにも2台が拮抗していた為、24時間フルにレースが続けられました。あんなに手に汗握るル・マンは、当分無いでしょう。'05年のル・マンにはエントリーしていないチーム・ゴウですが、是非近い将来、サルテ・サーキットのピットにいる郷 和道氏の姿を拝見したいものです。