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'05 Lotus Exige 300RR Proton #110
FIA GT ZHUHAI

MAKER:Spark model
MODEL No.:S1221
DRIVER:TENGKU DAJAN LEY、P. STOKELL

 古くからライトウェイトスポーツを作らせたら右に出るものはいないロータス。そのロータスの現代を代表するライトウェイトスポーツカーと言えば、エリーゼが挙げられます。
 '00年頃、イギリスではそのエリーゼを使ったワンメイクレースが行われており、その為のベース車輛としてスポーツ・エリーゼが開発されました。レース車輛らしくアグレッシブな外観を持つスポーツ・エリーゼは、ノーマルのエリーゼと比較して前後のトレッドが拡大され、カーボンのボディを纏い、クーペボディとなってと登場しました。本来ロータスはこのスポーツ・エリーゼのロードバージョンの市販化は考えていなかったものの、多くのリクエストに応える形で、ロータス・エクシージとして発売する事を決定しました。
 レース用のスポーツ・エリーゼと異なり、あくまでも一般道の走行を前提としたエクシージは、その派手なリアウィング等はそのままに、後方視界の改善の為、上下開閉式のポリカーボネート製ウィンドウを搭載。高価なカーボンボディは、グラスファイバー製に変更され、ミッドにマウントされたエンジンが発する熱を逃がす為、エンジンフードにはスリットが追加されました。
 こうしてデビューしたエクシージは、'04年になると2代目として正常進化を遂げます。そしてその1年後、'05年の初頭に、突然エクシージをベースとしてロータス・スポーツが開発したレース用車輛、スポーツ・エクシージが発表されました。
 ロータスが設計とエンジニアリングを担当し、ベントレー Speed 8などを手がけたRTN(Racing Technology Norfolk)がボディ製造に関わったワンオフのレーシングカーであるスポーツ・エクシージは、さる東南アジアの富豪の為に作られたもので、通常のエクシージより全長は345mm長く、全幅は113mm広くなり、ホイールベースは200mm長くなりました。また、エンジンはスウィンドン・レーシングがチューンした、405ps/7750rpm、40.6kgm/6500rpmを誇るGM製の53度狭角V6、2,998ccエンジンが搭載され、ヒューランド製6速シーケンシャルミッションが驕られました。しかしながら車重はエクシージを下回る850kgに押さえられ、ロータス・スポーツが設計したフルアジャスタブルのダブルウィッシュボーン式サスペンションにより俊敏なマシンに仕上げられました。
 およそ6ヶ月という短い期間で、FIA GT選手権を初めとした世界中の主だったモータースポーツのレギュレーションに対応できるように開発されたスポーツ・エクシージは、プロトンR3・レーシングと、橋本 元次氏が代表を務め、マレーシアに本拠を置くアンプレックス・モータースポーツのジョイントチームによって'05年6月に開催されたセパンでのS-GT第3戦にエントリー。ドライバーにはロータスの親会社であるプロトンのCOOの息子、T. D. レイとN. サイモンが選ばれました。GT300へのエントリーという事で、リストリクター径が41.6mmに絞られ、最高馬力は320PS程に押さえられましたが、フロント、リア共にタイヤは規定一杯までサイズアップが図られました。参加が表明された頃から注目されていたアンプレックスのエクシージ300RRでしたが、レース1週間前にエンジンがブロー。急遽ロータスが新しいエンジンを用意してくれたものの、そのエンジンも2回目の予選中にブローしてしまい、300RRは予選27台中14位という結果だけを残し、デビューレースは、決勝を走る事無く終わってしまいました。
 その後エクシージ300RRは、毎年8月末にマレーシアで開催される12時間耐久のMerdeka Millennium Endurance(MME)に参戦し、279周を走りきって優勝(翌'06年も優勝しています)します。そしてその年の10月、ズーハイで開催されたFIA GTの中国ラウンドに、'98年のロータス・エリーゼGT1以来となる参戦を果たします。
 FIA GTのGT2レギュレーションに合致しなかった為、本来入るべきGT2クラスではなく、グループ2(G2)クラスへの参戦となったエクシージ300RRでしたが、S-GTに参戦していたときと異なり、50kgのウェイトを積むのと引き換えに、エンジン出力は本来の400馬力を手に入れました。
 レースウィーク初日の朝、ロールケージのホモロゲシートを提示できなかったとしてゴタゴタし、イマイチなスタートを切ったアンプレックスのエクシージ300RRは、21番グリッドから決勝をスタートし、トップから14周後れの総合14位でゴールしました。
 
 左のモデルは'05年のFIA GT、ズーハイに参戦したエクシージ300RRの110号車でスパーク製。いやぁ、良いですねぇ、エクシージ300RR。'06年のS-GTフル参戦を楽しみにしてたんですが、結局お蔵入りになってしまい、残念でなりません。
 モデルのデキは全く問題なし。綺麗なボディラインの再現も見事ですし、ボディの赤が良い発色してます。