MAKER:Spark model
MODEL No.:S0415
SIRIAL No.:
DRIVER:A. ZANARDI
'05年、ヨーロッパ選手権から世界選手権へとスケールアップしたWTCC(世界ツーリングカー選手権)。おそらく世界中のカテゴリーの中で最もエキサイティングであろうそのレースは、一度でも見た事のある方ならその魅力に取り憑かれる事間違いなしの、ハコ車レースの最高峰です。そんなWTCCでアルファフォメオ、セアト、シボレー等と激しい鍔迫り合いを演じているのがBMWです。
'05年シーズン、E46ベースの320iによりドライバーズチャンピオン、コンストラクターズチャンピオンの獲得という文句無い成績を収めたBMWは、翌'06シーズンに向けてE90ベースの320siをベースとした新型車輛にスイッチ。'06年2月のバレルンガでのテストを皮切りに、積極的な開発を行いました。ベース車輛の変更に伴いボディが拡大されている事、それを補う為のエアロダイナミクスの追求がS2000規定を遵守するWTCCでは困難な事もあり、空力的にはやや不利な感も否めませんが、搭載エンジンが320iの6気筒から4気筒に変更された事による重量バランスの向上、慣性モーメントの低減もあって、シリーズ中唯一のFR車として抜群のコーナリング性能を発揮します。
そのBMWワークスは、名門シュニッツァーが運営するチーム・ジャーマニーを始め、UK、イタリー/スペインの3チームからエントリーしており、それらをBMWザウバーF1チームの代表でもあるマリオ・タイセンが纏めるという体制に変わりはありません。'05年の王者アンディ・プリオールを筆頭に、ヨルグ・ミュラー、ディルク・ミュラーといったハコ車使いや元F1ドライバーで、'01年のCARTレース中の事故により両足を切断してしまったアレッサンドロ・ザナルディも特別に改造された車輛で参戦しており、マシン、ドライバー共に最も高次元でバランスの取れた編成。全20戦中18戦が消化された現在、2位のセアトに対し10ポイント差をつけてコンストラクターズタイトル獲得を目前にしています(ちなみにドライバーズタイトルはアルファロメオのアウグスト・ファルファスが1位、2位にアンディ・プリオール、3位にヨルグ・ミュラー)。
左のモデルはチーム・イタリー/スペインからエントリーし、アレックス・ザナルディがドライブする4号車でスパークモデル製。'05年の320iに引き続き320siもスパークからの発売となりました。ザナルディは前述の通り両足を切断し、現在は義足による生活を送っている為、ステアリング裏に取り付けられたスロットル(油圧制御)リングや、義足を固定して使用するブレーキペダル等、マシンには特別な装備が整えられています。流石にその辺の装備がモデルカーで再現されているワケはありませんが、まぁ、それに関しては元々期待していないので問題ありません。ただ1点だけ難点を言えば、E90系の特徴であるヘッドライトの「ツリ目」の造形がもう少しシャープだったらなぁ・・・と。何となくボテッとした感じがして残念です。ドアノブの処理なんかはどっかのメーカーにも見習って欲しいくらい頑張ってるんですけどねぇ・・・。おしい!!