MAKER:MINICHAMPS
MODEL No.:400 073706
SIRIAL No.:1 of 2,112 pcs
DRIVER:M. Hakkinen
'06年、「シュナイダーはもう終わった」と言う下馬評を見事に覆し、シリーズチャンピオンに返り咲いたB. シュナイダー。メルセデスとしては'05年のG. パフェに続いての2年連続タイトル獲得でした。そしてそんな活躍の裏で、HWA AGの別働隊は、DTM3連覇を目指して'07年シーズンの為の新型マシンの開発に着手していました。
レースでの活躍が市販車のマーケティングに直結するというのは、自動車会社にとって最も好ましいレース参戦の理由と言えますが、メルセデスのマーケティング部門は、'07年仕様の開発にあたり、新型Cクラスをベースとして、しかも外観のシルエットにほとんど差がない事を要求してきました。'06年4月にプロジェクトが立ち上がり、6月から本格的な開発が始まった'07年仕様は、その翌月には風洞実験を開始。もともとのベース車輛がCd値0.27と空力性能に優れていた事から、その素性を延ばす事に重点が置かれました。そこで注力されたのがフロントのデザインです。ご存知の通り、新型Cクラスには、それまで採用されていた丸形(瓢箪形)を基調としたものから一新、押し出しの強い角目基調のヘッドライトが採用されましたが、左右のヘッドライトの間には、グレードによって2種類のフロントグリルが存在します。1つはオーソドックスなクロームグリル、そしてもう1つがアバンギャルドに採用された、スリーポインテッド・スターがフロントグリルの中心にデザインされた仕様です。結局マーケティングの判断で後者が採用され、'07年仕様は精悍な顔つきになりました。そして前述の通り、このフロントセクションの変更に伴い、'07年仕様の開発は主にフロントの空力性能の向上と、エンジンの冷却性能向上に重点が置かれたのでした。一方、ベース車輛の全長、全高の拡大に伴い、より効果的な位置にリアウィングを装着できるようになったこともあり、リアのダウンフォースも従来のCクラスと比較してアップすることができました。また、搭載されるエンジンはドライバビリティ向上の為、ファインチューニングが施されました。
こうして'07年1月中旬に完成した'07年仕様のCクラスは、エストリルでのテストを経て、4台が'07年シーズンの開幕戦であるホッケンハイムに登場。ところが、この新型Cクラスがイマイチパッとしません。開幕戦では劣勢と噂されていたアウディの1-2フィニッシュを許すばかりか、投入した4台全てが旧型Cクラスの後塵を拝するというお粗末ぶり。その後もどうも歯車が噛み合わない感じで、Rd.3でM. ハッキネンが自身2度目の優勝を遂げますが、これは運営側の不手際からレース自体が大混乱を来したという、歯切れの悪い勝利。Rd.4でB. シュナイダーが優勝し、翌Rd.5でB. スペングラーが、Rd.6では再びM. ハッキネンが勝利して、ようやく波に乗ったか?と思いきや、その後は再びアウディにやられてしまい、おまけにRd.9ではメルセデスのやり方に激怒したアウディ陣営が全車棄権するという不祥事も勃発。そんな事があってもチャンピオンをアウディのM. エクストロームに奪われたのは、メルセデス陣営のエース陣が浮き沈みが激しく、安定してポイントを取得できなかったからでしょうか?いずれにしても、メルセデスにとってはさっさと忘れたいシーズンだったかも知れません。
左のモデルはM. ハッキネンがドライブした'07仕様のCクラスで、ミニチャンプス製。M. ハッキネンは'07年に2勝を上げてますが、実はセーフティカー導入に伴う問題が絡んでて、どっちもケチがついてるんですよねぇ。結局彼はこの年をもってレーシングドライバーからの引退を表明するんですが、まぁ、イマイチハコ車に適応しきれてない感じもしましたし、仕方がないのかな?と。
さてモデルの方は、6号車の特徴であるカーボン地を再現したものになっています。個人的には1/43スケールならカーボンの編み目を再現する必要性を感じませんので、ヘタに再現するなら、再現しない方がマシだと思うのですが、そこはミニチャンプス。カーボン地の再現性は流石です。これってデカールで再現してるんでしょうか?ただ、個体差だと思われますが、ボンネットやドアパネル上のシルバーの「AMG」ロゴにシワが寄ってしまっています。購入時には注意が必要かも。