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'97 Lotus Elise GT1 #49

MAKER:Spark model
MODEL No.:SO182
DRIVER:M. HEZEMANS、A. GRAU、J. LAMMERS

 イギリスに拠点を置くバックヤードビルダー、ロータス。コーリン・チャプマンが'52年に設立したこのメーカーは、古くからセブン、ヨーロッパ、エラン等、車好きを虜にするモデルを作るメーカーとして、今なお高い評価を受けています。ロータスは創立当初からモータースポーツ活動にも積極的で、F1をはじめとする様々なレースで活躍しています。そのロータスを代表するライトウェイトスポーツカーが、'95年のジュネーブショーでデビューしたエリーゼです。軽量コンパクトなボディに適度なパワーのエンジンを搭載するエリーゼは、その軽量なボディを達成する為に、アルミフレームをエポキシ系接着剤で組み立てると言う手法が用いられました。
 エリーゼGT1は、チーム・ロータス誕生50周年に当たる'97年にレースデビューする目的で開発されました。重量配分の最適化を図る為、エンジンは縦置きに搭載される事となり、その為ボディは150mm後方に延長されました。搭載されるエンジンは、当初ロータス製のV8、3,506cc、ツインターボエンジンの予定でしたが、前年ポルシェ911GT1が成功した事により、レギュレーションでターボエンジンを閉め出すという案が立ち上がった為、急遽代替としてかつてロータスエンジニアリングがGM(コルベットC4 ZR-1)の為に作ったDOHC、5,993cc、V8、LT5エンジンを搭載する事になります。しかし、後にターボエンジンは使える事が決定された為、ロータスは貧乏くじを引いた事になります。LT5エンジンはパワーは出ているものの燃費が悪く、レースディスタンスの長いル・マン等では不利になったのです。
 僅か10ヶ月足らずで完成したエリーゼGT1の車重はわずか981kg。足りない車重はバラストを積んで対応するという、他のメーカーにしてみたら何とも羨ましい状態(車重によって定められているリストリクター径の選択肢が増える)でした(ちなみにこの年のポルシェ911GT1が1,059kgです)。
 しかし結局ル・マンでは良い所がなく、予選20位からのスタートで、M. ヘゼマンス、A. グラウ、J. ラマースというなかなか豪華なドライバー陣でしたが、10時間程経過した時点でリタイア。この時点で順位は26位、121周でした。この年優勝したチーム・ヨーストのWSC95が361周ですから、およそ1/3。デザインはとってもカッコいいんですが、決して成功したマシンとは言えませんでした。
 左のモデルはスパーク製。エリーゼGT1としてはこのル・マン仕様のフランク・ミューラーの他に、FIA GTのベネトン仕様やタイ国際航空仕様が発売されています。FIA GT選手権のベネトンカラーのマシンは、ヘルシンキで行われた第3戦で5位に入り、「ロータス史上最も美しいパッケージ」と評価されていますが、個人的には「?」といった感じ。やっぱりエリーゼGT1はフランク・ミューラーです。モデルは発売当初グレーの台座でしたが、再発されたら台座が黒くなってました(何故!?)。フランク・ミューラーは黄色+黒のデザインですから、黒い台座の方が締まりがあって良い感じです。