東京オートサロン 2007 with NAPAC REPORT - 1

 年明けの恒例イベントとしてすっかり定着した感のある東京オートサロン。くるまいぢりからはすっかり足を洗った僕としては、以前と較べて興味の対象がすっかりずれているのですが、今年も'06シーズンに活躍したマシンをチェックする為、会場の幕張メッセに行ってきました。
 そんなわけでこのレポートは、チューニングパーツやチューンドカーについてはほとんど触れません。当然市販車にも触れません。キャンギャルなんてもってのほかです。ただただ会場に展示されていた競技車輛についてレポートするという、大変偏ったエポートになるので、あしからず。


 基本的に会場の構成はいつもの通りなので、入場ゲートを通って2階廊下部分に出ると、グランツーリスモの体験コーナーがあります。
 で、そこに展示してあったのがこちら。'95年のWRC第4戦、ツール・ド・コルスで優勝したST205セリカGT-Four。ドライバーはこの時ターマッック・スペシャリストとして助っ人参戦したD. オリオール、ナビはデニス・ジロウデ。
 ちなみにこの年の第7戦カタルニア・ラリーで、リタイアしたオリオールのマシンのリストリクターがレギュレーションに抵触した事で、翌年からトヨタはWRCを撤退します。
 で、そんなセリカを横目に見ながら、3つの会場の一番端(東)から会場入り。相変わらずの凄い音量と凄い人。これと同じサイズの会場があと2つあります。
一番最初に行ったのは、スズキのブース。もうお馴染みになったスイフトのスーパー1600。昨年、ドライバーズタイトルをルノー・クリオS1600を駆るパトリック・サンデルに奪われたスズキ。今年もジュニアラリーに参戦する事は決まっているものの、現時点ではドライバーが未定のようです。
 で、そのスズキの一番の見所はこちら。SX4 WRCです。
 ジュニアWRCを卒業してトップカテゴリーのWRCに討って出るとスズキが発表したのが、'06年2月末。その後、当時まだ市販されていなかったSX4をベースに開発が進んでいる事が発表されていました。
 当初FIAがWRCのスケジュールを「8月スタート〜翌年5月終了」というカレンダーに変更する暫定案を発表していた為、'07年8月からのWRC参戦が発表されていましたが、その後FIAはその案を却下、現行スケジュールでの開催を継続する旨を発表した子により、スズキは参戦を'08年からと遅らせる事になりました。それでも、'07シーズン中にテスト参戦したいというモンスター田嶋の意向もあって、FIAとの交渉が続けられていたようですが、つい先日、'07シーズンのフィンランド、ツール・ド・コルス、GBの3戦に出場する事が発表されました。
 リアウィングには相変わらず他メーカーが採用するフィンが取り付けられておりません。テストも順調に進んでいるようですし、もうそろそろ付けられると思ってたんですけど・・・。この段階で付けられないって事は、そういう計画はないのかな?
 正直言って、市販のSX4は元々コンセプトが「クロスオーバーSUV」なので、良く言えば「良いトコ取り」ですが、悪く言うと「中途半端」。印象としては後者の方が強い気がするのが残念な所です。
 ところが、このWRカー仕様はカッコイイですねぇ!ホモロゲモデルとか市販されないんでしょうか?キットカーみたいにしても面白いと思います。
 スズキのブースからはもう1台。こちらは競技車輛ではありませんが、やんちゃなデザインが気に入りました。セルボです。こういうのをぶん回すと楽しいんでしょうねぇ。最近コンパクトでキビキビした車が好きなんですよ。
 次は、ARTAのブース。ARTAのブースでは、オートバックス各店舗でデモカーを作って出展していました。以前僕(と友人)が酷い目にあった店舗も出展していて、「ちゃんと走るのかなぁ?」と心配になりましたが、まぁ、大丈夫なんでしょう。
 ARTAはイベントブースの方でカートの体験走行をやってたりして、そちらも盛り上がっていたようですが、ブースの方に展示してあったのは S-GTのARTA NSX。
 去年のNSXは、今までと較べると劇的な変化があったわけではありません。強いて言えば、フロントにリアと同じサイズのタイヤを履けるようになった事により、フロントフェンダーアーチが上部に盛り上がった事。
 それにしても、ドア前端とフェンダーの間がホントに狭い。ZやSC430と較べるとその差は歴然です。これだと側面の流速が伸びなくて、床下の空気を抜き難くなるので、フロントのダウンフォース的にはかなり不利なハズ。カナードの数が増えたりしたのもその辺りが原因かも。
 オートバックスの所には、スーパーアグリ・フォーミュラワンのブースもあって、SA05が置いてありました。最近ではテスト車輛の事でイザコザが続いてるようですが、そういえば鈴木亜久里氏は、このSAF1でのF1参戦が評価されて、今年のJMSアワードを受賞されましたね。
 同じF1マシンということで、トヨタのブースからこちらをご紹介。
 まさかあるとは思ってませんでした。手前にあるボードを信じるなら、前日にケルンで発表された'07仕様のTF107です。前年のTF106Bとは結構違うらしいのですが、そもそもF1を観ない僕には、その違いが全く分かりませんし、これがTF107なのかTF106Bなのかも分かりません。まぁ、ボードにウソを書く事は無いでしょうから、TF107なんでしょう。